2006年09月24日
邵佳一のシンガポール戦直前インタビュー [ 代表 ]
シンガポール戦で中盤を完全に支配し、決勝点を決める活躍を見せた邵佳一が、これからの中国代表についてインタビューに答えた。26歳になったエネルギー・コットバスに所属する邵は、活気のなかった90分間を振り返り、予選突破が自らの双肩にかかっていることを自覚していた。
9月6日、シンガポールナショナルスタジアムへ向かう邵は、勝利を疑っていなかった。アジアカップで3ゴールを決め、決勝戦進出の原動力になった邵は、今度こそ優勝カップを手にしたいと考えていた。
シンガポール戦前、邵はFIFAに自らのキャリアやブンデスリーガへの移籍、中国サッカーのこれからについて語った。
シンガポール戦であれほど苦戦したのはなぜでしょうか
僕たちは相手よりも、個人技量や肉体的な側面など全てにおいて上回っていました。試合の流れを完全に支配していましたし、チャンスもたくさんあった。でも、点が取れなかったんです。
現在の中国には、ハオ海東のような最終兵器が必要だと思いますか?
ハオ海東は最高のストライカーで、彼のような選手が前線にいれば、どれほど心強いかわかりません。しかし得点はフォワードだけでできるものでもない。組織として行動し、正しい戦術を選択できれば、得点力はカバーできるはずです。
しかし前回、シンガポールの守備的な戦術が成功しています。今回も同じ戦術をとる可能性が高いのですが……
実力が低いチームが守備的戦術とるのは、当然ですし、そうしなければならない。シンガポールが守備を固め、相手の隙をつく戦い方をするのは折り込みずみです。それでイラクを抑えたんですから。
2004年のアジアカップで、あなたはチームを決勝戦まで導き、さらにチームの得点王にもなりました。今回のアジアカップにむけて、抱負などはありますか?
目標は高く設定しています。できるなら、前回よりも良い成績終わりたいですね。
北京国安の先輩、楊晨と同じように、2003年からブンデスリーガでプレーしていますね。4年近くドイツでの生活から、ヨーロッパ移籍を夢見るアジア選手になにかアドバイスはありますか?
サッカーにおいて最も求められるのは可能性と才能です。若い選手は自らの技術を磨くと同時に精神的にも強くなければなりません。高いレベルの選手とも対等に渡りあえる時に、チャンスは巡ってきます。
ヨーロッパで暮らす上で、なにが大変でしたか?
コミュニケーションですね。その土地に馴染むためには、新しい言語と文化を学ばなければなりません。監督やコーチ、チームメイトのことを理解し、尊重すれば、彼らも同じように僕たちに接してくれます。
ドイツ人の友人チームメイトとは、うまくコミュニケーションできていますか?
いや、まだ毎日必死にドイツ語を勉強してます(笑)。サッカーに関してなら理解できるんですが、まだまだ上達しないと。
エネルギー・コットバスでの新しい生活はいかがですか?
素晴らしいです。運営スタッフが実権を握っていますが、選手の意見にも耳を傾けてくれます。これでさらにチームは一丸となるんです。
ドイツでのワールドカップの印象はどうでしたか?
昨年のワールドカップは世界最高のレベルで、サッカーが全体として非常に進化していると思いました。
どの試合注目しましたか?
うーん、たくさんあります。フランス対スペインやドイツ対イタリアの準決勝は最高でした。もちろん決勝のイタリア対フランスは、僕たちにサッカーの真髄を見せてくれました。
中国がワールドカップに行けなかった最大の理由はなんだと思いますか?
技術的にも肉体的にも、誰にも負けていませんでした。問題は僕たちの内部にあったのです。2002年、ワールドカップに行けた時と比較すれば、なにが原因かはっきりします。率直に言って、日韓共催の時にあったような組織力と一つにまとまる士気がなければ、2010年のワールドカップ出場は難しいでしょう。
Shao Jiayi: Solidarity key to victory 2005-09-05 ©FIFA
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