2006年06月20日
賭博 [ ワールドカップ ]
中国代表がワールドカップに出場していないことは、違法賭博を楽しむ数百万の中国人にとって特に関係ないようだ。
1949年に共産党政権が誕生して以来、賭博は違法である。しかし、麻雀などをこっそり行なう時代は過ぎ、電話回線通じてだれでも世界的な大会のギャンブルに参加できるようになった。賭博目当ての八百長試合が続発したため、中国超級の権威は失墜し、代表は予選敗退という憂き目にあっている。
中国公安は今年に入って、賭博の取り締まりを強化した。にも関わらず、賭博件数は前回のワールドカップを上回ると予想されている。
中国国内でサッカー賭博がどれだけ行なわれているか、実体は不明である。しかし、2004年に摘発された、福建省を本拠地にするオンライン賭博シンジケートは、一か月に136億元(約1953億円)を稼いでいた。
一方で、香港では2003年からジョッキー・クラブ(競馬クラブ)を通じた賭博にかぎって合法化された。
「このサッカー賭博の合法化は、違法賭博の駆逐にも合致します。実際に香港から去る違法賭博業者の数は、増加しています」香港ジョッキー・クラブの広報担当Li Taknangはこのようにコメントした。
ジョッキー・クラブは、2004-05年度にサッカー賭博で267億香港ドル(3951億円)を売上げている。2005-06年には300億香港ドル(4439億円)に達する見込みだ。
ワールドカップの賭博は初めてなため、それほど大がかりには行なわれなかった。それでも通常の欧州リーグよりも高い売上げになる。
サーバーの本拠地は主に香港であり、台湾とマカオも急成長を遂げている。
あからさまな検閲
中国政府のインターネット検閲は周知のところだ。しかし、台湾を本拠地にするXinbaoのウェブサイトで、簡単にワールドカップのオッズと大陸の電話番号を知ることができる。
「今日はマカオから、明日は台湾、そして明後日は大陸からと、毎日ちがう場所から発信している可能性があります。こうなると、見つけ出すのは難しいんです」と、有組織罪案及三合會調査課(OCTD/The Organised Crime and Triad Bureau)のChoy Kin-cheungは答えました。
中国大陸では、多くの人がいまだにインターネットに接続できる環境にない。そのためブックメーカーは電話八百長SMS、ファックスでの賭けを受け付けている。
この問題は中国にかぎったことではない。香港警察は、マレーシアやシンガポール、広東そしてマカオの警察連携して捜査していると語った。
ブックメーカーはまた潜在的なギャンブラーにローン提供している。当然、取り立ては厳しい。
「不公平なのは認めます。かといって値引きや特典をつけるようなものでもないし、する気もありません」
また、マレーシアのクアラルンプールでは、ワールドカップのロゴが印刷されたローン案内チラシが普及していると、New Straits Timesが伝えた。債務者は最高9万7000リンギッドを借り入れ、10万リンギッドを15日以内に返却しなければならない。
All eyes on Germany for China's illegal gamblers 2006-06-09 ©Reuters India
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