2006年07月12日
スイスのマーケティング+中国サッカー [ 中国とサッカー ]
中国のサッカーにかける情熱は本物だ。
国際スポーツ・マーケティング会社(本社:スイス)が、2008年北京オリンピックと南アフリカワールドカップにむけて、中国代表をプロモーションしていくことになった。
インフロント・スポーツ&メディア(Infront Sports & Media)の営業主任ジョン・クリスティック(John Kristick)は、中国を世界的なチームに押し上げたいと語った。
4月に交わされた契約では、インフロントがユニフォーム以外のスポンサーシップ戦略全般を一手に引き受ける。テレビやインターネットなどニューメディア、肖像権もとりあつかう。
この契約で、会社は中国サッカー協会とともに、チームのプロモーションを主導する。また、監督など指導者や、営養学、選手の雇用問題を扱う専門家を派遣する。
インフロントは、すでに中国バスケットボール協会とパートナーシップを結んでいる。協会と共同でプロリーグの知名度を上げた。昨年2月に協会は、国家代表の世界的な戦略パートナーとして、インフロントと2008年末まで契約すると発表している。
swissinfo: 世界中の企業が中国サッカーに投資していますが、成果は芳しくありません。あなたがたは、他の企業とはなにが違うのでしょうか。
ジョン・クリスティック「そうですね、多くの企業は中国市場を誤解していました。彼らが思うほど、市場は成熟していません。ファンは多い。しかし、商品などの流通システムは出来上がっていないのです」
「中国人の仲間と、商品開発はもちろん、サポートサービスを行なうシステムを開発しています。需要があれば商品の質は問題ではないと思うのは、大きな間違いです」
中国はかなりの間、世界に通用するチーム作りをしてきました。外国人監督が率いることも多かったしかし中国サッカーの状況はあまり良いとは言えません。原因はなんでしょうか。
「辛抱強さでしょうね。中国人は一度に多くを望みすぎです。まだ設備も経験も足りない。ヨーロッパでは今のレベルになるまで、気遠くなるような年月をかけました。中国はすぐに結果を求めます。最初からヨーロッパリーグと肩を並べようとしている。すぐさま世界最高になろうとしていて、良い結果が生まれるはずがありません」
インフロントは中国代表に、包括的な技術面での計画を示しています。こういった計画は中国だけのものしょうか。それとも他の国にも適用できますか?
「たとえば、ブラジルやドイツといった別のマーケットに、同じアプローチは通用しません。市場の成熟度もサッカーのインフラも全く違いますから。中国で我々のプランはうまく働くでしょう。中国バスケットボール協会のように成功したいと考えています」
「企業の戦略としてアジア、特に現時点では中国に焦点を当てています。中国は私たちの活動になくてはならない存在です。サッカー協会は2008年の北京オリンピックを最重視していますから、それを目標にリソースを注ぎたいと考えています。次の9か月の間で、様々な訓練プログラムを提供します。また、中国代表が質の高い経験を得られるように、最適な相手との試合も行います」
男子A代表以外の中国サッカー代表にたいしては、どのようなマーケティングとサポートをするつもりですか?
「現状の分析をふまえ、最も代表が必要としているものを提供します。訓練プログラムを協会と構築する他にも、営養学やスカウト、メンタルケアの専門家も招待しています。男子、女子、ユース、全てにおいて長期の計画を立てています。代表とヨーロッパのクラブとの試合も考えています」
Chinese football looks west for inspiration 2006-07-02 ©swissinfo
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